車窓操作は「一声掛けて」=子どもの事故に注意―消費者庁
東京・練馬で車の窓に首が挟まり、2歳の女児が死亡した。子どもが車のドアや窓に挟まれる事故はこれまでもたびたび発生している。消費者庁は、車のドアやパワーウインドーを閉めるときは「子どもに一声掛け、顔や手が出ていないか確認した上で操作してほしい」と注意を呼び掛ける。
消費者庁によると、過去には駐車中の車の後部座席で、チャイルドシートに座っていた3歳児が窓から顔を出しているのに気付かずにパワーウインドーを閉め、首が挟まって救急要請した事例があった。2011年には幼児がパワーウインドーで遊んでいて、同乗していた別の幼児が中指を切断する事故もあった。
同庁は小さな子どもがいる保護者らに対し、車のドアやパワーウインドーを閉める際、「閉めるよ」「近づかないで」と一声掛けるよう求める。
チャイルドシートを使用していても、ベルトの長さが適切でなかったり、バックルが外れていたりすると「子どもが抜け出して窓やドアに挟まる事故の元にもなる」と指摘。正しい装着を求めるとともに、窓などをロックする機能を活用し、子どもが操作できなくすることも事故防止に役立つとしている。
[時事通信社]
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