東京株、一時600円超高=長期金利上昇、11年ぶり高水準
20日午前の東京株式市場で、日経平均株価の上げ幅が一時前週末比600円を超え、約1カ月ぶりに3万9000円台を回復した。午前の終値は559円54銭高の3万9346円92銭。東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時0.975%に上昇(債券価格は下落)した。2013年5月中旬以来、約11年ぶりの高水準となった。
株式市場では決め手となる材料は見当たらなかったが、東証プライム市場の8割の銘柄が上昇。非鉄金属、石油関連株の上昇率が高かった。市場では「海外に比べ出遅れ感のあった日本株が買われた」(中堅証券)との声が聞かれた。週の初めで欧米投資家の参加が少ない中、利益確定売りの動きなどが限定的で上げ幅が拡大した。
債券市場では日銀が国債買い入れを本格的に減額するとの観測から債券を売る動きが目立った。
[時事通信社]
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