北京ハーフ優勝者の成績取り消し=八百長疑惑で企業処分―中国
【北京時事】中国で八百長疑惑が取り沙汰された北京ハーフマラソン男子の部に関し、同マラソンの組織委員会は19日、優勝した中国の何傑選手ら4人の成績を取り消す処分を発表した。賞金やメダルも没収したほか、スポンサー企業の競技パートナー資格も取り消した。
レースは14日に行われた。何選手のゴール直前、トップ集団を形成していたケニアの選手が先を譲ったように見える映像がネット上で拡散。SNSで批判が殺到し、組織委が調査していた。
調査結果によると、スポンサーで大会運営にも関わったスポーツ関連企業の手違いで、何選手のペースメーカーであるケニアの選手らが誤って招待選手のゼッケンを付けて走ったのが混乱の原因という。同社は声明で「ミスだった」と謝罪した。
だが、何選手と同社は契約関係があるとされ、著名論客の胡錫進氏は「故意ではないと誰が信じるだろうか」とSNSに投稿。何選手の優勝でブランド力向上を狙ったなどと非難した。
[時事通信社]
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