安保理、パレスチナ加盟案を否決=米拒否権、日本など12カ国賛成―国連
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会(15カ国)は18日、パレスチナの国連加盟を勧告する決議案を否決した。日仏中ロ韓など12カ国が賛成。採択に必要な9カ国を上回ったが、米国が拒否権を行使した。英国とスイスの2カ国は棄権した。
イスラエルの後ろ盾である米国はかねて加盟に反対。ウッド米国連代理大使は、パレスチナ国家樹立は支持するものの、同自治区ガザでイスラム組織ハマスが依然として権力を握っていると指摘。「(加盟は)時期尚早だ」と主張した。英国とスイスも停戦や人質解放を優先すべきだと訴えた。
これに対し、安保理でアラブ諸国を代表するアルジェリアのベンジャマ国連大使は、米国などを念頭に「パレスチナが国連で正当な地位を得るに値するとの明確なメッセージを送った」と強調した。
日本はパレスチナを国家承認していないが賛成票を投じた。上村司・中東担当政府代表は「この重大な局面で、パレスチナ国家樹立を促進する観点も考慮した包括的な決定だ」と説明した。
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