「非常に重要な責務」=次期規制委員の山岡氏
原子力規制委員会の次期委員として9月に就任予定の山岡耕春名古屋大名誉教授(65)が18日、規制委を訪れ、報道陣の取材に応じた。「非常に重要な責務ということをひしひしと感じている。科学的、技術的にきちんとした審査を進めていくことには変わりない」と抱負を述べた。
山岡氏は地震、津波など原発の自然災害対策を担う石渡明委員の後任となる。能登半島地震に関して「起きた地震から知見や教訓を得ることは大事だ」と強調した上で、「各原発の地震のリスクなどを、独立した立場できちんと評価していきたい」と話した。
東京電力福島第1原発事故については「なぜ起きたのかは常に振り返らなければいけない。何かあった時には事故を思い出し、背筋を伸ばして対応する必要がある」と述べた。
[時事通信社]
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