米民家に落下した物体はISSの宇宙ごみ NASA
【ワシントンAFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は15日、今年3月に米フロリダ州の民家に落下した物体は国際宇宙ステーション(ISS)から廃棄された宇宙ごみ(スペースデブリ)の一部だったと認めた。≪写真は、米フロリダ州の民家に直撃したISSの宇宙ごみ。米航空宇宙局〈NASA〉提供≫
フロリダ州ネープルズ在住のアレハンドロ・オテロさんは先月8日、物体が自宅の「屋根と2フロアを突き破り」、あやうく息子に直撃するところだったとX(旧ツイッター)に投稿。ISSから廃棄された貨物パレットの一部である可能性が浮上した。
NASAは、落下した物体を分析した結果、その推測は正しかったと公式ブログで発表。「バッテリーを貨物パレットに取り付けるための部品の破片」で、「インコネル合金製で、高さ約10センチ、直径約4センチ、重さは約700グラム」だったとした。
NASAは、廃棄ごみが大気圏で完全に燃え尽きなかった理由について検証し、試験用モデルを改良する方針を示している。【翻訳編集AFPBBNews】
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