3月の中国新車販売、9.9%増=値下げで需要拡大か―中国自工会
【北京時事】中国自動車工業協会が10日発表した3月の新車販売台数は、前年同月比9.9%増の269万4000台だった。中国ではメーカー各社が相次いで値下げに踏み切っており、需要が盛り上がったもようだ。
電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は今年に入り、市場シェアの拡大を狙い、主力車種の販売価格を大幅に引き下げた。中国メディアによると、現地メーカーも追随し、それぞれ価格を下げたという。
3月のEVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった「新エネルギー車(NEV)」は35.3%増の88万3000台。市場シェアは32.8%に上昇した。
一方、日系メーカーのこれまでの発表によると、トヨタ自動車は3.1%減、ホンダは26.3%減、日産自動車は10.0%増だった。自工会によると、1~3月の乗用車販売に占める日本メーカーのシェアは12.7%と、前年同期と比べて2.8ポイント低下した。(了)
[時事通信社]
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