英外相、トランプ前大統領と夕食=「もしトラ」備え、関係構築か
【ワシントン時事】訪米中のキャメロン英外相は9日、ブリンケン米国務長官との会談後の共同記者会見で、トランプ前米大統領と夕食を共にしたと明らかにした。トランプ氏が11月の米大統領選で返り咲く可能性に備え、関係構築を図る狙いがあったとみられる。
米メディアによると、キャメロン氏は8日夜、南部フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で「私的な夕食」をした。夕食中には、ロシアの侵攻が続くウクライナやパレスチナ自治区ガザ、北大西洋条約機構(NATO)の将来など「地政学的な問題を話し合った」(キャメロン氏)という。
キャメロン氏は自身が首相時代、米大統領選に共和党候補として出馬していたロムニー現上院議員と会った過去を披露し、「前例に沿ったものだ」と強調。ブリンケン氏も2月に訪独した際、英野党・労働党のスターマー党首と会談していたと述べ、米英の慣例であることを強調した。
[時事通信社]
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