イスラエルに必要な措置命じる=ガザ人道支援―国際司法裁
国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は28日、イスラエルに対して、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を確実にするために「必要なあらゆる措置」を講じるよう命じた。緊急物資として、食料や水、電気、燃料などを列挙。搬入路の検問所を必要な限り開くことを求めた。
イスラム組織ハマス掃討を掲げるイスラエルの攻撃にさらされるガザでは支援物資の搬入が滞り、栄養失調による子供の死亡が相次いで伝えられている。ICJは「ガザのパレスチナ人はもはや飢餓の危機に直面しているのでなく、飢餓は始まっている」と強調した。
ICJは今年1月、イスラエルに対してガザでのジェノサイド(集団殺害)防止のためあらゆる措置を講じるよう命じた。その後、南アフリカはガザの人道状況悪化を受け、新たな暫定措置を求めていた。
[時事通信社]
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