23年度都内物価、2.7%上昇=2年連続プラス、3月は2.4%
総務省が29日発表した2023年度平均の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.6と、前年度比2.7%上昇した。上昇は2年連続で、伸び率は22年度(2.9%)に続き日銀が物価上昇目標としている2%を上回った。
分類別では、生鮮食品を除く食料が7.3%上昇と、伸びは前年度の5.3%を上回った。乳卵類が14.8%上昇、菓子類が11.0%上昇などと高い伸びだった。一方、エネルギーは12.5%下落。政府の負担軽減策の効果で、電気代が16.3%、都市ガス代が12.4%それぞれ低下した。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.8%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.6%それぞれ上昇した。
同時に発表した3月の都区部消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇した。31カ月連続のプラス。
生鮮食品を除く食料は4.6%上昇したが、伸びは前月の5.0%より縮小した。エネルギーは5.3%下落。政府の負担軽減策の押し下げ効果は昨年2月から出ており、前年同月比での効果は薄れつつある。
東京都区部の指数は4月19日に公表される全国消費者物価指数の先行指標となる。
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