小林陵、貫禄の総合2位=26年五輪団体へ希望―W杯ジャンプ男子
【プラニツァ(スロベニア)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は24日、今季の全日程を終え、プロ1年目の小林陵侑(チームROY)が個人総合で2位に入った。22歳の二階堂蓮(日本ビール)は、5度のトップ10入りと躍進。2026年五輪団体戦の表彰台争いへ、希望が持てるシーズンとなった。
小林陵は年末年始のジャンプ週間で復調し、2季ぶり3度目の総合優勝。W杯32戦のうち2勝を挙げ、2位は10度。22年北京五輪王者の貫禄を示し、今季13勝で総合優勝したシュテファン・クラフト(オーストリア)と「いいバトルができた」と納得顔だった。
昨春に退社した土屋ホーム時代に指導を受けたヤンネ・バータイネン氏とコーチ契約を結び、「困った時にすごく助けてくれた」。長く師弟関係にあった51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は「私生活を見ていても余裕がある。安心感があり、王者の振る舞いが格好いい」と成長に目を細めた。
W杯本格参戦2季目の二階堂は最高7位。表彰台を狙える力を示し、「成長を感じられるシーズンだった」。葛西も4季ぶりにW杯に参戦し、ポイントを獲得して健在ぶりをアピールした。
26年五輪は4人による団体に代わり、2人1組のスーパー団体を実施。男女各2人の混合団体でも、小林陵に続く男子選手の成長が欠かせない。日本男子の作山憲斗ヘッドコーチは「葛西さんのストイックさはチームの刺激になった。若手にも落とし込み、強くできたら」と語った。
[時事通信社]
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