ラマダン「即時停戦」決議採択=米棄権、14カ国賛成―国連安保理
【ニューヨーク時事】パレスチナ自治区ガザで続く戦闘を巡り、国連安全保障理事会は25日午前(日本時間同日夜)、イスラム教のラマダン(断食月)期間中の即時停戦を求める決議を全15理事国のうち日英仏中ロなど14カ国の賛成多数で採択した。米国は棄権した。
決議は「長期的で持続的な停戦につながるラマダン期間中の即時停戦」と「人質全員の即時かつ無条件の解放」を要求。米国が主張してきたイスラム組織ハマスへの非難は盛り込まれなかったが、「民間人に対する全ての攻撃に遺憾の意を表する」と明記した。
ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲以降、関連の安保理決議案の採決は10回目。採択は昨年11月の戦闘「休止」、同12月の人道支援拡大を求める両決議に続き3回目で、今回「即時停戦」の強い表現が初めて入った。
[時事通信社]
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