送金は8回か9回、各50万ドル=大谷選手への告白は23年初め―水原元通訳、撤回したインタビューで
【ニューヨーク時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとされる問題で、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は22日、水原氏が後に撤回した電話インタビューの詳細を明らかにした。インタビューは19日に90分間にわたって行われ、大谷選手の広報担当も同席した。
水原氏は2021年にブックメーカーの男性と知り合い、ほどなくツケ払いでスポーツ賭博に参加。違法賭博との認識はなかったと明かした。22年末に借金が100万ドル(約1億5000万円)以上に膨らみ、「やりくりが厳しかった」。この時点では友人や家族を頼っており、「翔平には言えなかった」とした。
23年の初めに借金が400万ドル(約6億円)となり、この段階で大谷選手に事情を打ち明けたという。「状況を説明し、彼は私を助けると言った」と話した。大谷選手は相手を知らないまま支払いに同意したとし、数カ月の間に8回か9回にわたって、それぞれ50万ドル(約7500万円)をブックメーカー側に送金。大谷選手に借金の支払いを依頼するリスクについては、「その時点では2人ともそうは思っていなかった」と述べた。
大谷選手に助けを求めたことに罪悪感を感じたと振り返り、「彼と顔を合わせるのがつらかった」。また、インタビューの時点では「妻は今もこのことを知らない」としていた。
水原氏は翌20日、インタビューで虚偽を述べたとして証言を撤回。賭博行為や借金について大谷選手は何も知らなかったとして、「すべて自分の過失だ」と語った。
[時事通信社]
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