辺野古代執行、沖縄県の敗訴確定=軟弱地盤工事巡り―最高裁
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、国が軟弱地盤の改良工事に必要な設計変更を代執行するため同県の玉城デニー知事を相手に起こした訴訟について、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は2月29日付で、県側の上告を退ける決定をした。県の敗訴が確定した。
裁判官5人全員一致の意見。地方自治法に基づく代執行訴訟で、初の最高裁決定となった。
福岡高裁那覇支部は昨年12月、県に設計変更を承認するよう命令。県は上告したが、工事を止める効力はなく、国は1月、代執行により軟弱地盤がある大浦湾側の工事に着手した。最高裁決定は国土交通相の代執行を追認した形だ。
[時事通信社]
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