ラトクリフ氏のマンU株取得が完了 「とても光栄」
【マンチェスターAFP=時事】英資産家のジム・ラトクリフ氏(71)による、サッカーインランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの株式取得が、20日に完了した。ラトクリフ氏は、チームの共同オーナーとなったことを「とても光栄」で「責任」を感じると話している。≪写真はトッテナム・ホットスパーとの試合を観戦に訪れたマンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーのジム・ラトクリフ氏≫
ラトクリフ氏は昨年12月24日、ユナイテッドの株式25パーセントをグレーザー家から約13億ドル(約1950億円)で取得することで合意したと発表し、前週にはプレミアリーグと英サッカー協会(FA)から承認されていた。
取引完了後には、追加で2億ドル(約300億円)を投資して取得率は合計27.7パーセントとなった。さらに今年末までには、本拠地オールド・トラフォードのインフラ投資として1億ドル(約150億円)を追加で注入する見込みだという。
今回の株式取得により、ユナイテッドのサッカー事業部門を管理することになるラトクリフ氏は、クラブの発表を通じて「取引は完了だが、同時にこれはマンチェスター・ユナイテッドをイングランドと欧州、世界のトップへ戻し、ファンへワールドクラスの設備を提供する旅路の始まりに過ぎない」と話し、「そうした目標に向けた仕事がきょうから加速していく」と意気込んだ。
ユナイテッドはグレーザー家の下でサッカー面での成績が下降。アレックス・ファーガソン元監督が退任した2012-13シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかり、欧州チャンピオンズリーグ制覇も07-08シーズンが最後となっている。
オーナーのグレーザー家は2005年、クラブに多額の借金を背負わせる形でユナイテッドを買収して以来、ファンに忌み嫌われている。【翻訳編集AFPBBNews】
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