10月の経常黒字、2.5兆円=貿易赤字縮小、サービス収支最大―財務省
財務省が8日発表した10月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は2兆5828億円の黒字だった。黒字は9カ月連続。資源高が一服し、貿易赤字が縮小したほか、インバウンド(訪日客)の回復などで、サービス収支が比較可能な1996年1月以降最大の黒字となったことが寄与した。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4728億円の赤字だった。輸出額は前年同月比1.0%増の9兆1066億円。これに対し、輸入額は石炭や液化天然ガス(LNG)などの価格下落を背景に、12.1%減の9兆5795億円となった。
サービス収支は3438億円の黒字に転換。黒字は2019年5月以来となる。訪日客の増加で、旅行収支の黒字が前年同月の786億円から3207億円に拡大し、過去最大となったほか、知的財産などの大規模な使用料収入が発生したことも大きく寄与した。
配当金や利子の収支を示す第1次所得収支は3兆508億円の黒字だった。海外の金利上昇に伴って債券の利子の受け取りが増加し、証券投資収益が黒字幅を拡大した。
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