2019.11.18 スポーツ

【大相撲】珍しい決まり手 (7/120)

かわず掛け 同部屋同士の優勝決定戦で貴乃花(左)をかわず掛けで破り、初優勝を決めた貴ノ浪=1996年1月21日、東京・両国国技館【時事通信社】 【解説】相手の脚の内側に足を掛け、同時に首などを抱え込む。足を前にはね上げながら体を反らせて後ろ向きに倒す。危険な技でもある。 1996年初場所千秋楽の優勝決定戦。大関貴ノ浪が弟弟子の横綱貴乃花に挑んだ。土俵際で苦し紛れの右上手投げ。ここで右足が相手の左脚に絡むと、後ろに倒れ込むように捨て身技を決めた。 「無我夢中。どっちに軍配が上がったか分からなかった」。敗れた貴乃花は「大関はしぶとかった」。貴ノ浪は2メートル近い長身を生かした規格外の取り口が魅力の個性派力士だった。大関昇進を決めた94年初場所では、この技で横綱曙を破った。 由来はあだ討ちが題材の軍記物「曽我物語」に登場する河津三郎などの説がある。幕内では2012年春場所5日目に隆の山が見せたのが最後。