2021.02.16 スポーツ

【競泳】池江璃花子 (53/64)

女子50メートル自由形で今大会6個目の金メダルを獲得し、喜ぶ池江璃花子=2018年8月24日、ジャカルタ 【時事通信社】 8種目を泳いだ今大会最後のレース。「負けたら悔しい。意地でも勝ちたい」。その言葉通り、女子50メートル自由形で池江が気迫あふれる泳ぎを見せつけた。日本勢の1大会最多記録となる6個目の金メダル。残る力を振り絞り、18歳が飛躍の大会を締めくくった。 隣レーンを泳ぐ劉湘(中国)は24秒04のアジア記録保持者。21日には50メートル背泳ぎで世界新記録をマークしていた。好調のライバルを警戒しながら、前夜に5冠を達成していた池江は「気持ちは楽。最後に出し切りたい」。先行した劉湘に後半追い付き、ゴール手前でわずかに前へ。0秒07差でかわした。 24秒21の自己記録には届かず、直前のパンパシフィック選手権から多くのレースをこなしてきた疲労は明らか。それでも「最後までしっかり食らいついていく」。前向きに勝利を目指す姿勢は揺るがなかった。指導する三木二郎コーチは「狙った大会で勝つ難しさを、東京五輪までに知ることが大事」。国際大会でのたくましい戦いぶりに、逸材の成長を認める。 大会前、今季の目標には「五輪に向けて、国際大会の表彰台を経験しておきたい」と掲げた。高校生最後の夏に手にした6個の金メダルは、夢の舞台への大きな一歩になった。