世相を映す「変わり羽子板」〜あの年、話題になった人は (23/25)
2002年 田中耕一さん ベッカム選手 小沢征爾さん ノーベル化学賞に決まった田中耕一さん、サッカーのワールドカップで女性の心をとらえたイングランド代表のベッカム選手―。国内外で話題を呼んだ「今年の顔」をテーマにした年の瀬恒例の「変わり羽子板」が4日、東京都台東区の人形専門店「久月」で公開された。 登場したのはこのほか、アジア人として初めてウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任した指揮者の小沢征爾氏、失職して再選を果たした田中康夫長野県知事ら。 田中耕一さんはノーベル物理学賞の小柴昌俊さんとのコンビで、ベッカム選手は日本でも多くの若者が模倣したソフトモヒカンといわれるベッカムヘアで羽子板に。 久月の若村忠常務(57)は「変わり羽子板は今年で17回目だが、女性が登場しなかったのは初めて。来年はぜひ女性に明るい話題を提供してもらいたい」と話していた。(2002年12月04日)