中国海軍 (16/29)
航空母艦「遼寧」 南シナ海を高速航行する中国海軍の遼寧。艦載機の離発着訓練のため、駆逐艦やフリゲート艦、補給艦と機動部隊を編成し、渤海から西太平洋を経て南シナ海に進出した際に撮影された。写真右上に船体の前半が写っているのは、護衛のため随伴する江凱(ジャンカイ)II型フリゲートの煙台。 遼寧の飛行甲板上には、殲15(J15)戦闘機が前部の発艦スポットに2機、アイランド型艦橋の横に主翼を折りたたんだ形で4機、後部エレベーターの近くに2機が駐機している。そのほか、着艦用アングルドデッキ上には小型のZhi9C型ヘリコプター1機と大型のZhi8型ヘリコプター2機が並んでいるのが見て取れる。 飛行甲板の下にある格納庫は長さ183メートル、幅24メートルで、J15を18機、ヘリコプターを10機程度は搭載できるとされる。飛行甲板上に露天繋止することで、J15は最大25機程度まで搭載は可能。ただ、艦載機の発着に必要なスペースとのバランスを考える必要もあり、中国海軍はこの写真のような航海訓練を通じて艦載機の運用方法を研究しているとみられる(2017年01月02日) 【AFP=時事】