試験航海を開始した中国の空母「福建」=2024年5月1日[中国国営中央テレビ電子版より]【時事通信社】 中国3隻目の空母「福建」が1日、試験航海を始めた。動力や電力システムの確認を行い、何回かの試験航海を経て2025年にも就役する見通し。 福建は22年6月に進水した。動力は通常型。満載排水量は約8万トンで、配備済みの「遼寧」「山東」よりも大型化した。遼寧、山東はそり上がった甲板から艦載機が発艦する「スキージャンプ式」。今回、カタパルトを初めて搭載したことで、重い哨戒機などの運用が可能になり、防御能力が大幅に向上する。