【ワルシャワ・ロイター時事】ポーランドのドゥダ大統領の外交政策顧問は１８日、大統領が２月４日に開幕する北京冬季五輪に出席し、習近平国家主席と会談すると明らかにした。ロイター通信に語った。北京五輪をめぐっては、中国の人権状況に抗議する米政府の「外交ボイコット」にオーストラリアや英国、カナダなどが追随している。
　外交顧問は、「ポーランドは米国の同盟国ではあるが、中国とも非常に良好な関係を築いている」と強調した。複数の当局者は、ポーランドと米国の関係はバイデン政権下で悪化しており、米国を喜ばせるためだけに中国を批判し続けることはもはや国益に沿わなくなっていると指摘していた。　
　中国は人権侵害を否定し、五輪精神に反するとしてボイコットを批判している。