パラ陸上で２０１６年リオデジャネイロ・パラリンピック女子４００メートル銅メダルの辻沙絵（３０）が１３日、オンラインで引退会見に臨み「何一つ後悔なく終わることができて、すごく晴れやかな気持ち」と、時々声を詰まらせながら思いを語った。今年４月の日本選手権後に引退の決意を固めたという。
　今後は義肢装具メーカー、オズールジャパンの社員として活動する。「皆さんからいただいた愛やパワーを今度は私がお届けできるよう精進する」と話した。
　生まれつき右肘から先がない。１５年に陸上を始め、３大会連続でパラリンピックに出場するなど長く第一線で活躍した。