【ロサンゼルス時事】２０２８年ロサンゼルス五輪・パラリンピック組織委員会のワッサーマン会長は５日、トランプ米大統領がイランなど１２カ国からの入国を禁止したことによる大会への影響を否定した。ロサンゼルスでの記者会見で、「五輪のような大会には特別な配慮が必要ということを連邦政府も理解しているし、今後も同じ対応になると確信している」と述べ、選手らの入国に影響しないとの見方を示した。
　大リーグ選手の出場可否が注目される野球については、組織委で最高経営責任者（ＣＥＯ）を務めるフーバー氏が「ＮＦＬの選手たちもフラッグフットボールに参加できるようになった。大リーガーの参加も楽観的にみている」と述べた。
　五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）調整委員会のホーベルツ委員長は現地視察を終え、「準備の進展は著しく、安心したし、自信を得られた」と語った。