肖像権を使ってマーケティング事業に活用する日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の「シンボルアスリート」認定式が２１日、東京都内で行われた。ともに昨夏のパリ五輪で金メダルに輝いた陸上女子やり投げの北口榛花（ＪＡＬ）とレスリング女子の藤波朱理（日体大）、フィギュアスケート女子の坂本花織（シスメックス）が新たに加わり、計１０人となった。
　５月３日のダイヤモンドリーグ第２戦（中国）で今季初戦を迎える北口は「練習はしっかりこなせていて、一つ自信になる」と調整が順調な様子。６４メートル８３のＵ２０（２０歳未満）世界記録を持つ１６歳の厳子怡（中国）も出場予定で、「勢いのある選手と会えるのが一番楽しみ。勝ちたい気持ちもあるが、自分も勉強になる」と対戦を心待ちにした。　
　２０２２年北京五輪では団体で銀、女子シングルで銅のメダル２個を手にした坂本は、来年２月のミラノ・コルティナ五輪を見据え、「五輪で最高の結果を得られたらいい。精いっぱい身を粉にして頑張りたい」と決意を語った。