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「小惑星に足跡残せた」=クレーター確認、管制室に歓声―はやぶさ2

2019-04-25 20:28

小惑星「りゅうぐう」表面に人工クレーターの生成を確認した探査機「はやぶさ2」の運用チーム。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一プロジェクトマネジャーらは25日午後に記者会見し、「小惑星に足跡を残すという初めての試みが成就し、飛び上がるほどうれしい」と満面の笑みを見せた。
5日に実験を行った際、分離された衝突装置が予定通り起動し、金属の塊がりゅうぐうに衝突したことは確認されていたが、運用チームがクレーターを目の当たりにしたのは会見の直前。JAXA宇宙科学研究所(相模原市中央区)の管制室では、はやぶさ2が撮影した画像が表示されるモニター前にメンバーが集まり、クレーターが映し出されると「おおーっ」と歓声が上がったという。
科学分析を担当する神戸大の荒川政彦教授は「この日を待ちわびていた。予想以上にくっきりした穴を確認できて、人生最高の一日だ」と喜びをかみしめた。計画の初期から携わってきた吉川真ミッションマネジャーも「うまくいくのかと思っていたが結果は大成功。これからどのようなことが分かるか楽しみだ」と期待を口にした。
今後は人工クレーター近辺への着陸と、掘り起こされた地下物質の採取に期待が掛かる。津田さんは「場所によっては更地になったように見える部分がある。この1、2カ月の間に方針を決めて、実行に移したい」と力を込めた。
[時事通信社]

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