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「責任果たしてない」=再審取り消しに憤り―大崎事件弁護団

2019-06-26 19:43

最高裁が「大崎事件」の再審開始決定を取り消したことを受け、請求人の原口アヤ子さん(92)の弁護団が26日、東京都内で記者会見し、「あまりに横暴」「司法の責任を果たしていない」などと憤りをあらわにした。
鴨志田祐美事務局長は「地裁、高裁支部が丁寧に出した決定を簡単に取り消した。大変悪い前例で、じくじたる思いだ」と硬い表情。「原口さんが人生を懸け闘っているのに、最高裁は向き合っていない」と声を荒らげた。
元判事で最高裁調査官も務めた木谷明弁護士は「罪のない人を救済する最後の場所の最高裁が、逆の方向に行き、非常に残念。原口さんを無罪にすることで、共犯者3人が引き続き無罪になる影響の大きさを恐れたのでは」といぶかった。
鹿児島市内で記者会見した森雅美団長は「本人に何と伝えればいいか」と落胆しきった様子で話した。「これでやめるとは考えていない」と第4次請求の意向を示したが、「原口さんが生きている間に(再審が)可能かどうか、何とも言えない」とも。「原口さんの『死んでも死にきれない』という思いはかなえたいが、今まで以上に厳しい道になる」と語った。
弁護団によると、原口さんに決定をどう伝えるか検討している。長女の京子さん(64)は一報にぼうぜんとしつつ、「諦めず闘い続ける」と語っていたという。
[時事通信社]

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