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三井物産、北極LNG参加発表=対ロ経済協力の目玉に

2019-06-29 21:27

三井物産は29日、ロシア企業が進める北極海の液化天然ガス(LNG)開発事業に参加すると正式発表した。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同で、事業の運営会社の株式を10%取得する。事業費が2兆円を超える巨大プロジェクトで、日本政府は対ロ経済協力の目玉として同社などの参加を期待していた。
20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)後、安倍晋三首相がプーチン大統領と会談。それに合わせて安永竜夫社長が契約書に署名した。
三井物産などが参加するのは、ロシアのガス生産大手ノバテクが北極海沿岸で計画中の「アークティック(北極)LNG2」。事業費は最大230億ドル(約2.5兆円)で、2023年ごろに生産を開始する。年間生産能力は1980万トン。
ロシア沿岸の北極海は地球温暖化の影響で夏の船舶航行が可能になっており、日本を含む東アジアに比較的短時間で輸送できるという。地政学リスクが改めて注目された中東のホルムズ海峡を経由せずに運べる利点もある。
[時事通信社]

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