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拉致解決へ効果見いだせず=政府、中朝会談に冷静

2019-06-21 22:11

日本政府は、今回の中朝首脳会談について、国際社会が目指す北朝鮮の非核化につながる契機となるか注視している。日本人拉致問題の解決に向けて安倍晋三首相が意欲を示す日朝首脳会談実現への足掛かりにはなりにくいとの冷静な受け止めが強い。
安倍晋三首相は21日夜、インターネット番組に出演し、「(中国は)米朝プロセスを進める上で強い影響力を持っている。影響力を行使してもらいたい」と述べ、非核化に向けた中国の役割に期待を表明。20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて27日で調整している日中首脳会談で「いろんな話を聞きたい」と語った。
河野太郎外相も21日の記者会見で「詳細を中国側から聞きたい。米朝プロセスの後押しになることを期待したい」と強調した。
今回の習近平国家主席訪朝について、日本政府内ではG20サミットに合わせて行われる米中首脳会談を意識したとの見方が大勢。外務省幹部は、米国との貿易摩擦を抱える中国にとって、北朝鮮との対話が「米国と交渉する際の武器になる」と指摘した。
[時事通信社]

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