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日本海沿岸に「ひずみ集中帯」=過去に地震と津波、警戒必要

2019-06-20 18:58

新潟県村上市で震度6強を観測した地震は、いくつもの断層があり「日本海東縁ひずみ集中帯」とも呼ばれる日本海沿岸部で起きた。過去にも新潟地震など強い地震に伴って津波被害が起きており、専門家は「強い揺れを感じたらすぐに避難するように」と呼び掛けている。
数千万年前に日本列島が大陸から離れて日本海が形成された際、北海道から東北にかけての日本海沿岸の海底は、東西に引っ張られて多くの断層がつくられたと考えられている。
東京大地震研究所の佐藤比呂志教授は「日本海の沖合にある海底岩盤は均質で固いが、沿岸部は断層がいくつもあり弱い」と指摘する。現在は太平洋側からのプレートの沈み込みに伴い東西から押され、断層がずれて地震につながる。
この領域では1964年の新潟地震や83年の日本海中部地震といったマグニチュード7級の大地震が発生。海底に震源があり、津波による被害も相次いだ。
今まで注視していなかった断層が動いた可能性もあるといい、佐藤教授は「震源が近く、津波が起きれば警報が間に合わない可能性もある。強い揺れを感じたらすぐに避難を」と注意を呼び掛けた。
気象庁によると、18日夜の地震以降、体に感じる揺れは20日午後4時までに31回に上った。19日未明には最大震度4を観測している。
[時事通信社]

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