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酒瓶割れ、温泉供給ストップ=風評被害懸念も―新潟・山形地震

2019-06-19 14:34

最大震度6強を観測した地震では19日、揺れが大きかった新潟県村上市や山形県鶴岡市で、名産品や観光資源への被害も相次いで確認された。長期間営業できないほどの深刻な被災はなかったものの、風評被害を懸念する声も聞かれた。
震度6弱の揺れを観測した鶴岡市。老舗の酒造会社「渡会本店」では1000本以上の酒瓶が割れ、土蔵の壁にひびが入るなどの被害が出た。発生直後に駆け付けた渡会俊仁社長(55)は「タンクが無事だったことが幸い」と話し、片付け作業に追われていた。
一方、村上市の「宮尾酒造」では、社員らが手分けして状況を確認したが、大きな被害は確認されなかった。女性社員は「一安心だ。タンクは揺れに強く、倒れにくいようになっている。不幸中の幸いだった」と胸をなで下ろした。
古くからの温泉街として知られる鶴岡市温海地区では、地震の影響で宿泊施設や共同浴場へのお湯の配管設備が壊れ、供給がストップした。あつみ観光協会の担当者は「復旧のめどはたっておらず、2〜3日は営業できない。他に大きな被害の報告はないが、風評被害を懸念している」とため息をつく。
温泉街で旅館を経営する男性(46)は「食器はぐちゃぐちゃ、建物もひび割れが生じていて1週間は商売できない。思っていたより被害が大きい」とうんざりした様子だった。
[時事通信社]

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