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豊洲市場で記念式典=小池知事「食文化の発信拠点に」―東京都

2018-09-13 12:22

東京都は13日、豊洲市場(江東区)が来月11日に開場するのを控え、場内で記念式典を開催した。新たな市場では最新鋭の設備を導入し、水産物を取り扱う日本最大の中央卸売市場として再出発する。一方、築地市場(中央区)は豊洲に移転後解体され、約83年の歴史に幕を閉じる。
小池百合子知事は式典で「日本の中核市場として、地域ににぎわいをもたらし、世界を見据えた食文化の新たな発信拠点(となる市場)へと大きく育てたい」と述べた。
新市場は敷地面積が40万平方メートルで、築地の1.7倍。壁で囲われていない築地は、老朽化に加え、衛生面での課題も多かったが、新市場は外気を遮断した構造で、冷凍冷蔵の温度管理を徹底する。物流機能も強化し、5年後には、水産物取扱量を現行の1.6倍(約62万トン)に増やす目標を掲げる。
式典に先立ち、場内を視察した小池知事は、建物地下部分の土壌汚染対策の追加工事で移転が2年延期したことに触れ、「一連のステップを経ることで、全ての関係者にとって安心、安全な市場となった」と強調した。
ただ、豊洲の地元自治体などは、土壌汚染対策後も風評被害が払拭(ふっしょく)されていないことや、市場周辺の交通渋滞などに懸念を示す。新市場に併設する観光拠点の開業は2023年春の見通しで、江東区などが求める「にぎわいの創出」にもなお課題が残る。
[時事通信社]

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