特集


こうのとり7号機11日打ち上げ=ISSからカプセル回収挑む―JAXA

2018-09-08 14:46

国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」7号機が11日午前、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる。今回は小型回収カプセルを初めて搭載し、大気圏に再突入させて実験試料などの回収を試みる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の開発責任者は「将来の有人宇宙船につながる技術。どうしても成功させたい」と意気込む。
こうのとりには、ISSの電力供給を担う日本製の大型リチウムイオン電池や日本実験棟「きぼう」から放出される超小型衛星などを搭載。輸送量は過去最大の6.2トンで、14日にISSに接近し、ドッキングする。
約1カ月半後にISSから分離し、大気圏再突入前にカプセルを切り離す。こうのとりは燃え尽きるが、カプセルはパラシュートを開いて南鳥島付近の太平洋に着水し、JAXAが回収する。
カプセルは直径84センチ、高さ約66センチで重さ約180キロ。パラシュートや浮袋のほか、試料を収める容器(容積30リットル)が入っている。熱や衝撃に強い真空断熱容器で、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)が開発。きぼうで実験を行ったたんぱく質などを持ち帰る。
JAXAは小惑星探査機「はやぶさ」で微粒子の回収に成功しているが、今回は姿勢制御が可能な点で異なる。大気圏再突入後、カプセルを傾けて揚力を発生させ、飛行中の衝撃を大幅に低減させるという。
JAXAの田辺宏太カプセル開発チーム長は「はやぶさのカプセルと違い、ふんわり優しく落ちてくる」と説明。衝撃は有人宇宙船の帰還カプセルと同程度という。
[時事通信社]

その他 特集記事