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交番襲撃、拳銃強奪目的か=警官刺殺の動機解明急ぐ―宮城県警

2018-09-20 12:45

仙台市宮城野区にある宮城県警仙台東署の交番で清野裕彰警部補(33)=2階級特進=が刺殺された事件で、撃たれて死亡した東北学院大3年の相沢悠太容疑者(21)は警察官の拳銃を奪うため、交番を襲った疑いのあることが20日、捜査関係者への取材で分かった。
事件に使用された刃渡り約20センチの刃物は、家庭用の包丁ではないことも判明。県警は相沢容疑者の自宅を家宅捜索するなどして、動機の解明や凶器の入手経路特定を急ぐ。
捜査関係者によると、清野警部補の遺体には抵抗した際に付く傷が複数残っていた。相沢容疑者との間に大きなトラブルは確認されていないことなどから、県警は同容疑者が拳銃を奪うため、複数の凶器を準備した上で交番を襲ったとの見方を強めている。
県警は20日、司法解剖の結果、清野警部補の死因は心臓、相沢容疑者は左肺を損傷したことによる失血死と判明したと発表した。
相沢容疑者は19日午前4時ごろ、凶器の包丁を隠し、「現金を拾った」と交番を訪問した。数分間のやりとりの末、清野警部補の腹や胸を複数回刺して殺害。交番の別の部屋にいて騒ぎに気付き、駆け付けた巡査部長(47)も襲撃し、「刃物を捨てろ」との警告に従わなかったため、発砲され死亡した。
相沢容疑者はこの際、モデルガンとみられるマシンガンのようなものを所持していたほか、身に着けていたウエストポーチからはドライバーやカッターなども見つかった。
相沢容疑者が通っていた東北学院大は20日、「事件に本学学生が関与していたことは誠に遺憾。ご心配をお掛けした地域社会や保護者および同窓生に衷心よりおわびします」とのコメントを出した。
[時事通信社]

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