上場地銀7割超が減益 新型コロナ追い打ち、3社赤字―20年3月期
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は18日、2020年3月期決算を発表した上場地方銀行76社のうち、7割超に当たる56社が連結純利益で減益(赤字を含む)になったと発表した。赤字に転落したのは、みちのく銀行、清水銀行、島根銀行の3社。新型コロナウイルス感染拡大による株式売買損益の低迷が主因で、長引く低金利に苦しむ地銀に、コロナ禍が追い打ちをかけた格好だ。
今期(21年3月期)は「未定」の3社を除く73社ベースで、前期比20.8%減の計5863億円となる見通し。安岡勇亮アナリストは「(貸し倒れに備えた)与信関係収支の悪化による下振れリスクは大きい」とコメントしている。
上場地銀のうち、未発表の南都銀行と福岡中央銀行は5月下旬に決算を発表する。20年3月期の連結純利益の合計額は10.4%減の7640億円。与信関係費用は、不正融資で多額の引当金を計上したスルガ銀行を除くと約7割増えた。(2020/05/18-16:41)
Over 70 Pct of Japan Regional Banks Suffer Bottom-Line Deterioration
More than 70 pct of exchange-listed regional banks in Japan suffered year-on-year net profit drops or net losses for fiscal 2019, hit by the spread of the novel coronavirus in addition to prolonged low interest rates, Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co. said Monday.
According to a tally by the brokerage house, 53 of 76 publicly traded regional banks that had released their earnings reports for the year that ended in March logged falls in their group net profits, while three--Michinoku Bank , Shimizu Bank and Shimane Bank --posted red ink.
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