2024.05.28 00:20Business

投資一任商品を販売 あおぞら銀との提携で―大和証G社長

 大和証券グループ(G)本社の荻野明彦社長は27日までにインタビューに応じ、先に資本・業務提携で合意したあおぞら銀行との協業で「(投資一任型商品の)ファンドラップを提供したい」と語り、同行に口座を持つ個人向けに販売を始める考えを明らかにした。既にゆうちょ銀行の利用者にも販売しており、顧客の拡大につなげたい考えだ。
 ファンドラップは、顧客から投資方針を聞いた上で、投資信託の運用を一任してもらう金融商品。荻野氏は4月に就任。今月13日に発表したあおぞら銀との提携では、大和証Gが7月に15%強の出資を引き受け、同行を持ち分法適用会社とする。
 大和は、ゆうちょ銀では2022年5月からファンドラップの販売を始めた。ゆうちょ銀利用者から一任契約を受けた資産の残高は今年3月末時点で1000億円を超えており、荻野氏は「あおぞら銀でも相応の規模になる」と期待を示した。
 荻野氏は、あおぞら銀が持つ法人融資の機能も活用していくと指摘。大和が強みを持つ株式発行を通じた資金調達と組み合わせて「企業の成長を支援していく」と強調した。
 若年層の個人向け事業では、他社との提携も「当社の良さが生きる形なら否定しない」と前向きに検討する姿勢を示した。スマートフォンで証券取引ができる傘下の「大和コネクト証券」の認知度向上と併せ、投資家の裾野拡大に取り組む考えだ。(2024/05/28-00:20)

2024.05.28 00:20Business

INTERVIEW: Daiwa to Offer Fund Wrap Service to Aozora Customers


Daiwa Securities Group Inc. aims to boost sales of its fund wrap discretionary asset management service by leveraging its recently forged capital and business alliance with Aozora Bank, Daiwa President and CEO Akihiko Ogino has stressed in a recent interview.
   "We hope to offer our fund wrap service" to people who hold accounts at Aozora, said Ogino, who took the helm of the major Japanese brokerage house in April.

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