与野党党首、5日会談 能登地震、岸田首相「国難に一致団結」
岸田文雄首相(自民党総裁)は5日、能登半島地震に関し、与野党党首と会談する。政府の対応を説明し、野党に協力を求める方針。首相は4日の記者会見で「一致団結してこの国難に立ち向かわなければならない。平穏な生活を取り戻せるよう、先頭に立って被災地、被災者に寄り添い努力する覚悟だ」と述べた。
与野党党首会談の開催は、自民党の浜田靖一国対委員長が4日、立憲民主党の安住淳国対委員長に、首相の意向として伝えた。与党と立民、日本維新の会、国民民主、共産各党の党首が参加する見通しだ。
首相は会見で「引き続き救命・救助に全力を尽くさなければならない」と強調した。現地の状況を巡り、石川県輪島、珠洲両市につながる道路で大型車の通行が可能になったと説明。今後、物資の調達や輸送を強化する方針を示した。
電気・水道などインフラ復旧を急ぐ考えも表明。併せて、住宅確保をはじめ生活、経済基盤を回復するための「中長期的な課題、復興・復旧に迅速かつ計画的に取り組みたい」と述べた。
政府はプッシュ型の物資支援を強化するため、2023年度予算の予備費使用を9日に閣議決定する方針。40億円規模になる見込みだ。首相は4日夜のBSフジ番組で「予算の制限で復興・復旧をちゅうちょすることは絶対に考えない」と強調。補正予算編成について「積算で具体的な数字が見えてくるのでそれに必要な対応をしていく。柔軟な対応は考える」と述べた。
自身の被災地視察に関しては「できるだけ早いタイミングで足を運びたい」と語った。(2024/01/04-21:05)
Japan Ruling, Opposition Party Chiefs to Meet Fri. over Quake
Japanese Prime Minister Fumio Kishida proposed Thursday that the heads of the ruling and opposition parties meet on Friday afternoon to discuss measures in response to a powerful earthquake that struck Ishikawa Prefecture in central Japan on Monday.
The opposition camp received the proposal through the ruling Liberal Democratic Party, which is headed by Kishida, according to Jun Azumi, parliamentary affairs chief of the main opposition Constitutional Democratic Party of Japan.
At the proposed meeting, Kishida is expected to explain the government's response to the quake and ask for cooperation from the opposition camp.
The meeting is expected to be attended by the leaders of the LDP, its coalition partner Komeito and four opposition parties--the CDP, Nippon Ishin no Kai (Japan Innovation Party), the Democratic Party for the People and the Japanese Communist Party.
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