札幌五輪招致「停止」 34年まで消滅
冬季五輪・パラリンピック招致を目指していた札幌市の秋元克広市長は19日、招致関係者との意見交換会で、招致活動を停止すると表明した。国際オリンピック委員会(IOC)が2034年大会までの開催候補地を絞り込んだことで、見通しがつかなくなったため。
市は当初30年大会の開催を目指していたが、市民の理解が進まなかったことなどから10月に断念し、34年以降への切り替えを表明。その後、11月にIOC理事会が30年と34年の候補地をそれぞれフランスのアルプス地方とソルトレークシティー(米国)に一本化した。
さらにIOCは38年大会について、27年まではスイスと優先的に協議することを決定。秋元市長は「38年招致の可能性が再浮上しても15年先。札幌が抱える課題や大会開催による効果を見通せず、招致活動を停止せざるを得ない」と述べた。
会合では一定の理解が示され、将来の開催を期待する声も上がった。秋元市長は「将来の芽を残す意味で、立ち止まるという決定」と強調した。
日本オリンピック委員会(JOC)の尾県貢専務理事は「札幌市には他の国際大会なども招致してもらえるよう、世界の情報を取り込んで共有したい」と語った。(2023/12/19-18:29)
Sapporo to Halt Efforts to Host Winter Games: Mayor
Sapporo will halt its efforts to bring a Winter Olympics to the northern Japan city, Mayor Katsuhiro Akimoto said Tuesday.
The International Olympic Committee has narrowed down candidate sites for hosting the Winter Olympics and Paralympics until 2034, dimming prospects for Sapporo to host the event.
Sapporo still left open the possibility of bidding for a Winter Games in the future.
In October this year, Sapporo dropped its initial plan to host the Games in 2030 as it failed to win sufficient understanding of local residents and said that it would seek to hold the event in 2034 or later.
In November, the IOC Executive Board selected the French Alps and Salt Lake City as candidate sites for 2030 and 2034, respectively.
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