大谷「勝つことが一番大事」　ドジャース入団会見、背番号１７披露―米大リーグ

　【ロサンゼルス時事】米大リーグのドジャースと１０年総額７億ドル（発表時のレートで約１０１５億円）の大型契約を結んだ大谷翔平選手（２９）が１４日（日本時間１５日）、ロサンゼルスのチーム本拠地ドジャースタジアムで入団記者会見に臨み、「自分がここでプレーしたいという気持ちに素直に従った。勝つことが僕にとって今は一番大事なこと」と移籍を決めた心境を語った。
　大谷はチームカラーの青色のネクタイを身に着け、背番号１７の入ったユニホーム姿も披露。約３００人の報道陣、約６０台のテレビカメラの前で「選手としての自分を信じてくださったチームの皆さんに感謝している。ドジャースの一員になれることを心よりうれしく思う」と話した。
　大谷が公式に報道陣に直接対応するのは、エンゼルス在籍時の８月９日以来約４カ月ぶり。会見にはウォルター・オーナー、フリードマン編成本部長、ロバーツ監督も出席した。ドジャースに所属する日本選手は歴代１０人目となった。
　大谷は今オフにエンゼルスからフリーエージェントになり、複数球団との交渉を経て９日にドジャース入りを決断したと表明。総額の約９７％を契約期間終了後の２０３４年以降に受け取る異例の契約も話題となっている。「自分が今受け取れる金額を我慢して、（ドジャースの資金に）柔軟性を持たせられるのであれば、僕は全然後払いでいい」と説明した。
　大谷はメジャー６年目の今季、４４本塁打でタイトルを獲得し、投手でも１０勝を挙げ、史上初の２年連続「２桁勝利、２桁本塁打」を達成。満票で２度目のア・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に選出された。
　９月に自身２度目の右肘手術を受け、投手としての復帰には１年以上かかるため、２４年は打者に専念する見通し。「素振りは始めているので、予定通り。若干早いぐらい。十分に開幕に間に合うんじゃないかなと思う」と今後を見据えた。（2023/12/15-10:22）

Major league baseball superstar Shohei Ohtani, who has signed a 10-year, 700-million-dollar contract with the Los Angeles Dodgers, said Thursday that winning was the most important thing in his decision to choose the team.
   "I do prioritize winning. That's on the top of my list," Ohtani, wearing a Dodgers uniform with No. 17, told a press conference at Dodger Stadium in Los Angeles, where he was introduced as a member of the team.
   As to why he chose the Dodgers, the 29-year-old from Japan said via his interpreter, Ippei Mizuhara, that "there's not really one reason, there are a lot of reasons."
   "I've followed what my heart told me, that I want to play here," Ohtani said in Japanese, speaking in front of some 300 media personnel and 60 television cameras.
   "It was really, really a tough decision for me, but at the end of the day, I had to choose one team, and the Dodgers were my choice," he said through the interpreter.