尖閣に「関心ある」8割 内閣府調査で過去最高
内閣府は8日、沖縄県・尖閣諸島に関する世論調査の結果を発表した。尖閣に対して「関心がある」「どちらかと言えば関心がある」との回答は計78.4%。調査方法が異なるため単純比較はできないが、2019年の前回調査(65.9%)から12.5ポイント増え、過去最高となった。
「関心がない」「どちらかと言えば関心がない」は計19.5%。「尖閣諸島を知らない」は1.8%だった。
関心のある人を対象に具体的関心事項を複数回答で尋ねたところ、「日本の領有権の根拠」58.5%、「周辺の地下・水産資源」55.5%、「歴史的経緯」47.4%が上位に並んだ。2番手の「資源」は前回比15.5ポイント増。一方で、前回は43.9%で2番目に多かった「中国・台湾の主張」が今回は29.0%(5位)に低下した。
関心のない人にその理由(複数回答)を聞いたのに対しては、「知る機会・考える機会がなかった」が56.8%(前回比23.2ポイント増)で最多となった。2番目は「自分の生活に影響がない」で、43.8%(同16.0ポイント減)だった。
調査は9月7日~10月15日に全国の18歳以上の3000人を対象に実施した。有効回収率は55.0%。新型コロナウイルス対策として、調査方法を個別面接から郵送に変更した。同種の調査は13年に始まり、今回が5回目。(2023/12/08-17:08)
Nearly 80 Pct in Japan Interested in Senkaku Islands
The share of people in Japan who are interested or somewhat interested in the Senkaku Islands in the East China Sea came to a record high of 78.4 pct, a Cabinet Office survey showed Friday.
The figure was up 12.5 percentage points from the previous survey in 2019 although simple comparisons cannot be made due to a change in the survey methods.
Meanwhile, 19.5 pct said they are uninterested or somewhat uninterested, and 1.8 pct said they do not know the islands.
The Japanese-administered islands are claimed by China.
Of those who showed interest, with multiple answers allowed, 58.5 pct said they are specifically interested in the basis of Japan's ownership of the islands, 55.5 pct in the underground and fisheries resources in the area, and 47.4 pct in the historical background of the islands.
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