関電、不正閲覧4万件に拡大 社員ら1013人関与―昨年4~12月
関西電力は30日、子会社が管理する新電力の顧客情報を社員らが不正に閲覧していた問題で、昨年4月から12月19日までの間、家庭向け契約の顧客情報4万806件が不正に閲覧されていたと発表した。関与した社員らは1013人。これまでの調査では、昨年9月からの3カ月間で1万4805件、閲覧者726人だったがいずれも大幅に拡大、不正の常態化がより鮮明になった。
関電と子会社の関西電力送配電(大阪市)は30日、経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会と政府の個人情報保護委員会に追加の調査結果を報告した。法人向け契約についても顧客情報が閲覧できる状態になっていたことが分かっており、両社は保存されている記録を解析して全容把握を急ぐ。
関西送配電によると、顧客情報を閲覧された新電力は159社に上る。閲覧された情報は契約者の氏名や電話番号、使用電力量など。これまでに関電社員30人が社内調査に対し、閲覧は営業活動のためだったと回答している。関電は今後、社外弁護士らによる原因究明も進め、関係者の処分を検討する方針だ。(2023/01/30-19:01)
More Data Fraudulently Accessed at Kansai Electric
Kansai Electric Power Co. said Monday that 1,013 people, including its employees, fraudulently accessed information on 40,806 household customers of so-called power producers and suppliers, or PPS, between April and Dec. 19 last year.
The data in question was held by Kansai Transmission and Distribution Inc., a unit of the major power supplier, based in Osaka, western Japan.
最新ニュース
-
広島が連覇=INAC神戸破る―WEリーグ杯
-
韓国で旅客機炎上、120人死亡=バードストライクで着陸失敗か―バンコク発LCCのボーイング機
-
福岡大大濠、3年ぶり優勝=全国高校バスケット
-
富士通、社内公募で1万人異動=ジョブ型に手応え―時田社長
-
石破首相、野党との連立否定
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕