山中氏、iPS研所長退任へ 「自身の研究に注力」―京大
京都大は8日、ノーベル医学生理学賞を受賞したiPS細胞研究所の山中伸弥所長(59)が退任し、高橋淳教授(60)が次期所長に就任すると発表した。任期は来年4月1日から2年間。山中氏は、退任後も同研究所教授として引き続き研究に取り組むという。
山中氏は、2010年の設立当初から6期にわたり所長を務めた。「研究者としての最後の期間は自身の研究に注力したいという思いが日に日に強くなっていた。基礎研究者として、iPS細胞や医学・生物学の発展に貢献できるよう全力を尽くす」と大学を通じてコメントを発表した。
高橋氏は神経再生と脳神経外科学が専門。長年パーキンソン病治療に取り組み、iPS細胞技術を使った脳梗塞の治療法開発も進めている。同氏は「身の引き締まる思い。未来の医療や生命科学に貢献できるよう研究・医療応用を推進する」とコメントした。(2021/12/08-16:23)
Yamanaka to Step Down as Chief of iPS Research Center
Kyoto University said Wednesday that Nobel Prize laureate Shinya Yamanaka will step down as director of the university's Center for iPS Cell Research and Application, or CiRA.
Kyoto University professor Jun Takahashi will succeed Yamanaka. Takahashi's term of office will run for two years from April 1 next year.
Yamanaka, 59, will continue his research as a professor at CiRA.
Yamanaka, who won the 2012 Nobel Prize in Physiology or Medicine for inventing iPS, or induced pluripotent stem, cells, has served six terms as director of CiRA since the institute was founded in 2010.
"In the past few years, I have wanted more and more to focus on my own research," Yamanaka said in a statement.
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