日産社長、業績不振を陳謝=株主総会、新経営陣を承認―神奈川の工場閉鎖「未定」

日産自動車は24日、横浜市の本社で定時株主総会を開いた。イバン・エスピノーサ社長ら12人の取締役選任案など会社側が提出した全議案が承認された。エスピノーサ社長は冒頭、2025年3月期連結決算で純損益が6708億円の巨額赤字に陥るなど業績不振やホンダとの経営統合の協議が破談に終わったことなどを挙げ、「ご心配をおかけし、おわび申し上げる」と陳謝した。
日産は、新モデルの開発の遅れに加え、米国や中国での販売不振で苦戦。ホンダとの統合で巨額の電気自動車(EV)開発費を賄おうとしたが、2月に協議を打ち切り、当時社長だった内田誠氏が退任した。
総会では、ホンダとの経営統合について、木村康社外取締役は「両社のブランドを生かしながらグローバル競争に打ち勝つためだったが、その見通しを持つことができないと判断した」と説明。エスピノーサ氏は「ホンダとの(EVなどでの)戦略的協業は継続する」と述べた。株主からは内田氏に直接説明を求める声も上がった。
経営の立て直しに向け、日産は創業地である神奈川の2工場の閉鎖を視野に入れ、国内では18年ぶりの希望退職を7月から募集する。総会でエスピノーサ氏は2工場の閉鎖に関し「現時点で決まったことはない」と述べた。
[時事通信社]
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