イスラエルとイラン、停戦合意=米大統領「12日戦争の終結へ」―段階的実現、沈静化目指す

【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、自身のSNSで、交戦を続けるイスラエルとイランが「完全かつ全面的な停戦」に合意したと発表した。進行中の軍事作戦を縮小後、双方がそれぞれ攻撃を停止。停戦は日本時間25日にも成立する見通し。段階的な実現を通じ、緊迫する中東情勢の沈静化を目指す。
トランプ氏は停戦が実現すれば「12日戦争の正式な終結が世界から歓迎されるだろう」と強調した。ただ、停戦合意の発表後もイスラエルとイランは攻撃を継続。イランのミサイル攻撃によりイスラエル南部で3人が死亡したと報じられており、予断を許さない状況が続く。
トランプ氏によれば、投稿が行われた米東部時間23日午後6時(日本時間24日午前7時)から6時間以内にイスラエルとイランが軍事作戦を縮小。その後、イランが攻撃を停止し、12時間後にイスラエルも攻撃を停止。24時間後に「戦争を終結させる」という。トランプ氏は「停戦の間、双方は平和的で(合意を)尊重する態度を維持する」と強調した。
イランのアラグチ外相はX(旧ツイッター)で、停戦には合意していないと明らかにした一方、イスラエルが攻撃を停止すれば「報復を続けるつもりはない」と表明。軍事作戦停止については、イスラエルの対応を見極めた上で判断する考えを示した。
CNNテレビによれば、イランはカタールを仲介役として、停戦に向けた米側の提案に合意。イスラエルも米国に応じる構えを示し、トランプ氏の発表へと至った。
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