IOC新会長は「対話主義」=コベントリー体制始まる

コベントリー氏は3月の会長選後、バッハ氏から引き継ぎを受けながら次期IOCのトップとして国際会議などにも参加。忙しい時間を過ごしたという。就任を前にオンラインで報道陣に対応した際、「近づくにつれてとても興奮すると同時に、多くの責任が伴うことに気付かされた」と心境を語った。
競泳で五輪5大会に出場し、2個の金メダルを獲得。アスリート委員としてIOCに関わり始め、理事や2032年ブリスベン夏季五輪の調整委員長を歴任した。バッハ氏より30歳も若いが、母国ジンバブエではスポーツ大臣としても実務に携わった。
25日に始まる理事会を前に、IOC委員と意見交換の場を設ける意向。「みんなの意見を聞くのが好き。とても重要だと思う」と対話主義を掲げた。「常に意見が一致することはないかもしれない。素晴らしい大会を通じ、次世代にインスピレーションを与える。核となるその価値観に立ち返ることが大事」。自身に権力が集中するような手法が目立ったバッハ氏と異なるアプローチを取るのか、注目される。
幼い2人の娘を持つ母でもあり、夫を含めて新たにローザンヌで家族との生活がスタート。既に子どもと市民プールを訪れたそうで、「とても美しい場所。これからここが私たちの家になるのが楽しみ」。家族のサポートを受けながら、難しいIOCのかじ取りを担う。(ロンドン時事)
[時事通信社]
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