2025-06-21 21:01スポーツ

したたかに鹿島攻略=町田、攻守がっちり―Jリーグ

前半、先制ゴールを決め、喜ぶ相馬(左から2人目)ら町田イレブン=21日、Gスタ
前半、先制ゴールを決め、喜ぶ相馬(左から2人目)ら町田イレブン=21日、Gスタ

 したたかに白星をつかんだ。町田は5月にアウェーで敗れていた鹿島を攻略。前半に2ゴールを奪って逃げ切り、黒田監督は「心は熱く、頭は冷静に90分やってくれた。選手たちの頑張りに称賛を送りたい」。賛辞を惜しまなかった。
 攻守がかみ合った。開始早々、前線から追って相手のミスを誘うと、林のラストパスを受けた相馬が左足を振り抜いた。「半分は林の得点」。追加点は得意のロングスローと見せかけて短くつなぎ、下田のクロスを岡村が頭で決め、「いいポジションを取って、うまく当てられた。ミーティング通りの得点」としてやったりの表情だった。
 守備陣も奮闘した。日本代表の谷が好セーブを見せれば、けがから復帰した菊池がレオセアラに仕事をさせず。終盤の反撃にも、集中力は途切れなかった。
 町田GIONスタジアムで最多となる、1万3828人が詰めかけた一戦を物にし、後半戦に入って2連勝。「流れを切らさず、連勝という形をつないでいきたい」と岡村。昨季、J1初昇格で旋風を巻き起こした町田が、再び勢いに乗りつつある。 
[時事通信社]

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