大竹、思い詰まった白星=古巣相手に感謝の力投―プロ野球・阪神

ウイニングボールを受け取ると、阪神の大竹は笑みを浮かべた。六回途中を1安打に抑えて全12球団からの勝利を達成。「(ソフトバンクは)お世話になった球団。感謝の気持ちも込めて、正々堂々と投げられた」と晴れやかな表情で話した。
古巣との対戦に「気合が入って当然。初回からぶっ飛ばしていった」。一回に3点の援護をもらうと、その後もテンポ良くアウトを積み重ねた。六回に左手の指がつって降板したが、持ち味とする緩急を存分に生かして相手打線を手玉に取った。
大竹がソフトバンクの在籍最終年に2軍監督を務めていたのが、現在は1軍を率いる小久保監督だった。自身を褒められて伸びるタイプと分析する左腕は「褒められていた記憶がある。最後の1年はモチベーション高くできた。成長したところを見せたい」。言葉通りの力投でチームを勝利に導いた。
2年連続で2桁勝利をマークしているが、意外にも移籍後は交流戦初勝利となった。「(リーグ)優勝できるように自分の役割を全うしたい」と大竹。思いの詰まった1勝を弾みに、ここから白星を量産する。
[時事通信社]
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