ジェームス三木さん死去、91歳=脚本家、「独眼竜政宗」「澪つくし」

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」などを手掛けた脚本家のジェームス三木(みき、本名山下清泉=やました・きよもと)さんが14日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻山下直子(なおこ)さん。
中国東北部(旧満州)生まれ。劇団俳優座養成所を経て歌手として活動した後、野村芳太郎監督に師事し、脚本家に転じた。沢口靖子さん演じるヒロインの純愛を描いた1985年のNHK連続テレビ小説「澪(みお)つくし」が80年代では「おしん」に次ぐ大ヒットを記録。渡辺謙さんが主演した87年の大河ドラマ「独眼竜政宗」も話題を呼んだ。
ドラマの他の代表作にNHK「父の詫(わ)び状」「憲法はまだか」など。89年の映画「善人の条件」では脚本と監督を務めた。舞台の脚本や演出のほか、作家として小説やエッセーの執筆にも取り組んだ。
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