2025-06-18 17:09World eye

F1タイGP、内閣が計画承認 実現へさらに前進

【バンコクAFP=時事】タイ内閣は17日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)レースの招致計画を承認した。これにより、バンコク市街地でのF1開催実現がさらに近づいている。≪写真は、25F1第10戦カナダGP決勝、レースに臨むウィリアムズのタイ人ドライバー、アレクサンダー・アルボン≫
 計画は12億ドル(約1740億円)規模と報じられており、統括団体に提出されて承認されれば、2028年から2032年までタイの首都でレースが開催されることになる。
 ペートンタン・シナワトラ首相は、F1のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)とこのところ何度も会談しており、先月はF1で最も歴史ある市街地レースであるモナコGPでも話し合いを行った。
 コースレイアウトはまだ明らかになっていないが、政府報道官によれば、観光客人気も高い市北部のチャトゥチャック市場付近が舞台になる可能性があるという。
 タイ政府は「持続可能な」レースの実現を掲げており、GP開催によってタイに6億ドル(約8700億円)の経済効果をもたらす可能性があると述べた。
 現在、F1のスケジュールの大半は数年先まで開催地が決定しているものの、今後空きが出る見込みもあり、ドメニカーリ氏はタイが開催候補になり得ると示唆している。
 東南アジアで現在開催されているF1レースはシンガポールGPのみとなっている。【翻訳編集AFPBBNews】

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