北海学園大、聖地で存在感=秋はさらに上を―全日本大学野球

15日に閉幕した第74回全日本大学野球選手権で、北海学園大(札幌)が67年ぶりに1大会2勝を挙げた。準々決勝で昨年王者の青学大(東都)に敗れたものの、堂々の8強入り。道産子たちが大学野球の聖地、神宮球場で存在感を示した。
1回戦は九回に勝ち越して上武大(関甲新)を5―4で破り、46年ぶりの勝利。2回戦の仏教大(京滋)戦は序盤から打線がつながり、プロ注目投手の工藤(4年、北海)が5回1失点と試合をつくって7―1で快勝した。
スポーツ推薦で入学する選手はおらず、ベンチ入りメンバー全員が北海道内の高校出身。島崎監督は「本州の選手に負けないような大きな体をつくる」とウエートトレーニングや食事管理を重視。専用の室内練習場はなく、冬場は近隣の施設を借りて6班ほどに分かれて練習するなど、工夫も凝らしてきた。球速が160キロに迫り、制球力も向上した工藤は「自分の体のベースをレベルアップできた」と成果を口にした。
現在の4年生たちは、入学当初から監督が粒ぞろいと見込んできた学年。グラウンド以外での生活態度も厳しく指導し、躍進につながった。監督が「二つ勝てたから、チームとしての方向性は決して間違っていない」と言えば、工藤は「もっと上を目指してやっていく」。秋の目標は明治神宮大会での4強入り。代表切符をつかみ、旋風を巻き起こすつもりだ。
[時事通信社]
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